ULTLAプログラムのベースは「自分学」
ULTLAは、「学びの最適化とアセスメントを通じて、子ども一人ひとりの個性が解放されていくこと」を大切にしているプログラムです。そのはじまりに行うのが、「自分学」という時間です。
ULTLAプログラムの一コマ目「君もULTLAー自分学入門ー」は自分学をギュッと詰め込んだ時間になります。
100人いれば100通りの学び方があるという前提に立ち、自分の考え方や行動のクセ、興味の向きやすさに目を向けていきます。

同じ力を持っていても、役割や方法が合っていなければ、うまく発揮できないことがあります。逆に、自分に合ったやり方や環境を選ぶことで、力は自然と動き出します。自分学は、そのための「自分を知る入り口」です。

この回では、簡単なアセスメントを使いながら、自分自身をリサーチしていきます。アセスメントは評価や選別のためのものではなく、「自分はどんなときに理解しやすいのか」「どんな方法なら学びやすいのか」を知るための道具です。
学校の授業は苦手でも、映像や写真を使うと理解しやすい人、話を聞くことで整理できる人、実際に手を動かしてみることで腑に落ちる人など、学び方の違いを「得意・不得意」ではなく、「感じ方の個性」として捉えていきます。

次に目を向けるのは、興味や関心の向きやすさです。興味のある領域は人それぞれで、幅広く関心が広がる人もいれば、一つのことを深く掘り下げる人もいます。その傾向自体がその人の特性であり、自分がどこにワクワクしやすいのかを知ることは、このあとの体験を選ぶヒントになります。

自分学では、情報の受け取り方や伝え方の違いにも目を向けます。見るとわかりやすい人、聞くと理解が深まる人、実際にやってみることで納得できる人。また、話す・書く・描く・読むなど、表現しやすい方法にも個人差があります。自分に合うインプットとアウトプットを知ることで、無理のない学び方や伝え方を選びやすくなります。

さらに、考え方や行動のスタイルについても見ていきます。全体を見渡して考えるのが得意な人、細かなところに気づきやすい人。一人で集中することで力を発揮する人、誰かと協力することでアイデアが広がる人。新しいやり方に挑戦するのが好きな人、慣れた方法で着実に進めたい人。どれも良し悪しではなく、状況によって活きるスタイルが違うだけです。
ULTLAの自分学は、他の誰かと比べるためのものではありません。これから出会うさまざまな体験や人との関わりの中で、「自分にはどんなやり方が合いそうか」「どんな挑戦の仕方なら続けられそうか」を考えるための土台づくりです。
自分を知ることは、ゴールではなくスタート。
ひのたまULTLAでは、この自分学を起点に、自然・あそび・人との関わりを通して、子どもたちが自分に合う学びや体験を試し続けていく時間を育んでいます。
